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出口のない海



出口のない海を観た。@新宿ジョイシネマ

~ストーリー~

第二次世界大戦末期、日本海軍が苦しい戦局を打開するために開発した人間魚雷「回天」。学徒出陣で狩り出され、回天に乗り組む若者達とその家族、恋人の生き様を通して、戦争とは何かを問う。市川海老蔵主演。

~感想~

扱っている題材はとても重苦しくて、同じような人間兵器である特攻に比してあまり知られていない悲劇なんだけど、なんか違和感というか軽さみたいのを感じたなぁ。

この違和感は何だろうと思ってたら、言い得て妙な論評を見つけたので張っておく。知ってる人は知ってる毒電波TVさんのレポ

これを読んで、「そうそう!市川海老蔵のそぐわない感じが違和感の根源だったんだ!」と納得した。脇を固める俳優陣(父親役の三浦友和、恋人役の上野樹里、整備士役の塩谷瞬などなど)はとてもいいと思うんだけど、肝心の主役がどうもね。。

それに、戦時中に平気で洋楽を流している喫茶店なんて本当にあったのか?とか、嫌に優しい上官とか、健康状態の良さそうな海老蔵とか、細かいところがとても気になってしまった。要するにリアリズムが足りないんだな(回天自体は完全再現してたけど)。同じ戦争映画「きけ、わだつみの声」よりはマシかな。

最後に海老蔵扮する主人公は、練習中の事故で帰らぬ人となり、数年後に回天毎引き揚げられる。
これを評してどっかのレビューで、「あんなに死体がきれいな状態な訳ない」って書いてあったけど、それは間違い。無酸素状態では死体の腐敗が進行しないから、あれだけきれいな状態でもおかしくはない。

吉村昭氏の伊号第三三潜水艦(演習中に沈没)の浮揚を描いた小説にも、そのままの状態で発見される遺体の話が出てくる。こっちの小説の方が事実を淡々と書いているから、戦争の悲惨さを感じるにはいいかも知れない。

人間魚雷で敵艦に突っ込ませるという非人間的な作戦を立てた参謀の話なんかは出てこなかったけど、彼らはどういう想いでこの作戦を立てたのか。そして、海の藻屑と消えていった若者達はどんな思いで敵艦に突っ込んだのか。また、故障などの理由で出撃できなくなって生き残った人達、あとに残された家族は、その後の人生をどのように生きたのか。そんなことを考えると、とても心が締め付けられる映画だと思う。


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  1. 2006/11/20(月) 23:05:29|
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